2001年8月12日
6時起床、身支度を整えて先祖の墓参りをする。
昨年お世話になった叔父はもういない。しっかりお参りをして私達の無事も一緒に祈った。
青森支部はガソリンスタンドなのでガソリンを満タンにしてもらった。
何年か前にCRMさんと来た時はタンクから溢れる程入れてもらったが今年はその叔父がいないので普通に満タンだった。あの時の満タンが懐かしく思い出される。
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▲今年の岩木山も綺麗でした |
AM8:00青森フェリー埠頭に到着した。
昨年と違い乗船手続きも慣れたものである。順調に済ませてバイクを乗り場に移動した。
乗船の時にハッチを渡るガタガタした感触は昨年を思い出させる。
乗船後すぐに客室に行って場所をキープした。これも旅慣れてきた証であろう。
約4時間の船旅を快適に過ごすことができた。
フェリーが函館に入港したとアナウンスが流れたので、バイクに戻り上陸準備に入った。
ロープが解かれしだいにテンションが上がってくる。
が、その時私のバイクが急に起きあがり、反対側のバイクに倒れた。
慌てて起こしたが荷物が重いので大変だった。フェリーのおっちゃんが「荷物が重いんだよ!」とほざいた。荷物が重くて勝手にバイクが起きあがる訳がない。
すぐに原因が分かった。前のバイクの後輪と私の前輪が重なっていたようだ。
前のライダーがバイクを起こした為に私のバイクも起きあがったのだ。
しかし上陸前にイライラしてはいけないので忘れることにした。
ハッチが開き光が差し込んできた。いよいよ上陸である。
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▲上陸直前のおさちゃん |
▲ゲートの向こうは北海道!! |
”暑い”、これが今年最初の感想である。
まずはお昼ご飯を食べる為に函館の朝市に行ってみることにした。
一周してみる。呼び込みのお兄ちゃん、お姉ちゃんがメロンやカニを見せて引き寄せるが全然興味がわかない。
その中から一件のお店に入った。兄弟そろって入口の写真入りメニューにあったイカ刺等の入ったどんぶりを頼んでみることにした。
待つこと数分、来ました今年の北海道最初の食事です。
おさちゃん:「ありゃ?なにこの小ささ・・・」
そうです。写真で想像していたのと大きさが全然違っていたのです。
どうりで安い訳か・・・
肝心のお味の方はというと
おさちゃん:「普通・・・」
またしても観光地のトラップにかかってしまったようだ・・・
今日のキャンプ予定地は長万部の少し南に位置する美利河に決めていた。
時間に少し余裕があったので遠回りして観光を楽しむことにしました。
駒ヶ岳を見ながら大沼公園を一周まわり最初のスポット”しかべ間欠泉”に行きました。入口で入場料300円を払い、いざ進入。
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▲しかべ間欠泉 噴射中 |
中は砂利敷にベンチが置いてあり、間欠泉らしき角の部分に筒が埋まっている。
どうやらこの筒から温泉が10分に一度吹き出すらしい。入った時には終わったばかりで人もほとんど居ない状態だった。
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▲足湯 |
中に足湯というものがあり、膝まで入る温泉である。さっそく入ってみるとなかなか良いものである。
そういえば、そろそろ吹き出しても良い時間であるが予兆が見られない。
人もほとんど居ない状態のままである。
この時、あることに気が付いた。ゴム付き軍手をして帽子をかぶったおじさんがウロウロしている。
団長:「ねえ、あのおっさん怪しくない?」
おさ:「そうだね。あのおじさんがバルブ回して間欠泉出してたりして(笑)」
徐々に人が増えてきて、ベンチと私達の入っている足湯は人でいっぱいになった。
急に筒から湯気が出始めた。おじさんの姿は見えない。
団長:「もしかして・・・」
再びおじさんが現れた。みんなその湯気に視線をクギ付け状態になった。
団長:「あれ?!おっさんいないぞ」
シュパー!!
間欠泉が吹き出した。(笑)
関係があるかどうかは謎である・・・
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▲足がふやけた団長 |
▲足がふやけたおさちゃん |
次に日本一美味しいミネラルウォーターが飲めるという場所に行ってみた。
鳥居が並びそれっぽい雰囲気がある。
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▲鹿部の水 |
ウォータージャグとマグカップを持って、今晩のキャンプ用に水をくむことにした。
2カ所で汲めるようになっていたが、先客が並んでいた。
管理人のような人がいて、私達は量が少ないので小さい汲み場で先に汲ませてもらうことになり、先にマグカップで一杯汲んでおさちゃんに飲ませた。
団長:「どうよ?」
おさ:「普通・・・」
私も飲んだが、やはり普通の水だった。
せっかくなのでウォータージャグいっぱいに汲んでおいた。
そうこうしているうちに時間が経っていた。ゆっくりし過ぎたようである。
少しペースを上げてキャンプ場を目指すがなかなか近づかない。
キャンプ場に到着した時は既に日が暮れていた。
おさちゃんにとっては初めてのキャンプ、私にとっては今年買って一度も組み立てていないテントで不安要素がある。
キャンプ場はファミリーでいっぱいになっていて、設営場所を探すのが大変だった。
どうにかテントを2張出来る場所を見つけて設営作業に入る。
周りは薄暗く、ファミリーテントからはBBQの香りが漂ってくる。
急げ、急げ、気持ちばかり焦ってなかなか進まない。先におさちゃんのテントを張り終え私のテント設営を急いだ。
なんとか設営完了して夕食の買い出しに行くことにした。 国道まで下りてくるとまだ夕日が出ていた。
今日の夕日は前日の赤とは違い蛍光オレンジでこれもまた綺麗な夕日だった。
国道をしばらく走ってスーパーを探したがコンビニしか見つからなかったのでしかたなくコンビニ弁当を買うことにした。
キャンプ場に戻り敷地内にあるクア施設で風呂に入り今日の疲れをとった。
風呂の後は当然冷たいおビールの時間です。勿論エビス、キャンプ場でエビスは最高です。
つまみはコンビニ弁当で一応温めてもらったのですがもう冷えています。
空腹だったせいで結構な量を買い込んでしまったが全部は食べられませんでした。
キャンプ場ではファミリーが花火をしていて、なかなか良い雰囲気です。
今日はバタバタして非常に疲れる一日でした。
寝袋に入るとすぐに落ちていった。
一言メモ ここ美利河キャンプ場はファミリーが多くてかなり騒音が大きいです。
ライダーにはあまりよくないかもしれません。ライダーはまったくいませんでした。
この辺だと昨年の長万部のキャンプ場の方が良いと思います。
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