2001年8月17日
今日は帰還に備えての移動日になります。
まずは定番の阿寒湖を見学に行きました。そこであまり人のいかないボッケを見に行くことにしました。
ボッケとはアイヌ語でポプケ、煮えたぎる所という意味で、硫化水素の匂いのする高温ガスが小爆発火口底にたまった灰泥水をボコッボコッと音をたてて盛り上げている幻想的な場所です。温泉街から歩いて10分ほどの場所にあるボッケが有名ですが、阿寒湖の南にある白湯山の麓にもフレベツボッケと呼ばれる大きなボッケがあります。
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▲自然は不思議 |
▲これがボッケ |
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▲ボッケの説明 |
▲阿寒湖 |
ここでは不思議なものを発見。とぐらーとしては食べない訳にはいかなくなりました。
マリモソフトです。看板には怪しげなことが書いてあります。
さて、その秘密とは・・・
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▲マリモソフト |
▲外見は普通 |
早速食べてみると、中からマリモが出てきました。
ふーん、噛んでみるとそれはジェリー(一般的にはゼリー)でした。
特別マリモ味でもなく、かといってバニラがおいしい訳でもない。
普通・・・これだけ
ところでマリモってどんな味なのかなぁ・・・
まぁ、こんなもんでしょう
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▲マリモ登場 |
▲ビー玉くらいの大きさ |
今日のキャンプ地は私達が2日目にキャンプをした沙流川キャンプ場に決定しました。
国道241号を西に向かいます。
私が先頭で後ろにおさちゃん、レンサルさんと続いて走ります。
高速コーナーを走っていると、後ろにいるはずのおさちゃんとレンサルさんが来ていません。
あ〜もしかして・・・・・
しばらく止まっていましたがまだ来ません。すぐにUターンすべきなのですが現実逃避をしています。
こんなコーナーで転ぶはずがない。Uターンをし始めた時に二人の姿が見えました。
団長:「どうしたの?」
おさ:「あんたのブルーシートが落っこちて投網みたいに目の前で開いた。殺す気か?(笑)」
ほっとして全身の力が抜けた。
結果オーライ、転ばなくて良かった。
お昼になり、食事の出来る場所を探し始めた。
道の駅があったので寄ることにした。
ここで不思議な体験をすることになった。
道の駅足寄湖、ここはチーズ工場もある。食事が出来るのはそのチーズ工場のある建物とその隣にあるやや小さい建物の2店ある。
初めはチーズ工場のある店でチーズを使った食事が出来るのかと期待したがカレー等しなかったので隣の店の方に移動することにした。
表の看板には牛トロ丼や牛乳の刺身なるものが載っている。
まぁ、ここにするかということで入店した。
入り口そばの空いてる席に座った。座った位置は下記の通り。
窓側 |
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レンサルさん |
おさちゃん |
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テーブル |
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空席 |
団長 |
しばらくして、店員のおばちゃんが水を持ってきた。
「4名様ですね?」グラスとおしぼりを4つ持っている。
「いいえ、3人ですよ」と団長
「おかしいわね・・・4人だと思ったんだけど・・・」おばちゃんは水とおしぼりを1つもって帰った。
食事を注文した。やはり牛トロ丼と牛乳の刺身、それに自家製ソーセージを注文した。
食事がそろい食べ始めた。
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▲牛トロ丼と牛乳の刺身 |
牛トロ丼とは暖かいご飯の上に凍った牛肉のミンチが乗ってくる。ご飯の熱で肉と油がとろけてくる仕組みらしい。
私の感想は、いまいちでもう食べることはないでしょう。
牛乳の刺身は、いわゆるカッテージチーズでした。ソーセージは鹿の肉が混ざっていて少し獣臭い感じがしました。
話しは戻りますが、注文したものが運ばれてくる頃から気分が悪くなってしまって今にも戻しそうなくらいです。
いつでもトイレに行けるように準備しながら食べてました。これが不思議でお腹が空いていて、食欲はあるのに気持ち悪くなる感覚です。
その気分が悪いのと平行して体の左半分がしびれてきました。
一応食事が終わり、おさちゃんが煙草に火を付けようとしたので、おさちゃんに「気持ち悪くて体が半分しびれてるから店から出たいんだけど」と伝えました。
素早くお金を払って外に出ました。
おさちゃんに改めてどうしたのか聞かれたので、状況を話しました。
お店を出ると、今までの気持ち悪さとしびれが取れました。
「あれ?気持ち悪いのとしびれがなくなった」
おさちゃんがボソッと言いました。
「そういえば、初めにおばちゃんが4人かって聞いてたよね?
しびれてた左側は空席だったなぁ・・・」
3人とも背筋がぞーっとしました。
不思議な体験でした。
日勝峠にさしかかると雨が降ってきました。
対向車線から来るバイクは皆合羽を着ています。これは着ないとダメなようだ。
小雨の中コンビニで休憩して、合羽を着て出発しました。
予想外に降ってきました。合羽を着て正解でした。
辛抱の走りが続き、峠道が終わったところで雨が止みました。
進むにつれ天候が良くなってきます。目的に沙流川につくころには夕日が出ていました。
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▲沙流川キャンプ場 |
▲secureテント村 |
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▲相棒達 |
▲夕日が綺麗でした |
近くのスーパーに買い出しに行き、今回は徒歩で温泉に行きました。
温泉に行っている時間にレンサルさんのクーラーボックスの中ではエビスを冷やしています。
この日の夕食はレンサルカレーにレンサル中華スープとレンサルフルコースでした。
その食事の前にはいつものエビスタイム。
至福の時を感じます。
北海道最後の夜は更けていきました。
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