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2001年8月18日
今日は北海道最終日である。
レンサルさんは夕方のフェリーで苫小牧から帰ります。
私達は夜のフェリーで室蘭から帰ります。
今日の予定は昨年行って良かった長万部の二股ラジウムに行ってみることにしました。
夜まで時間もたっぷりあります。
当初このキャンプ場で別れるはずだったのですが、そこは寂しがり屋のレンサルさん。
一緒に二股ラジウムに行くことになりました。
前日に買ったメロンが朝食でした。このメロンが非常に美味しかったです。
早めにキャンプ場を撤収して一路日高ケンタッキーファームに向かうことにしました。
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▲おはようございます |
▲朝のメロンはうまい |
日高ケンタッキーファームに到着、小雨が降ったり止んだりです。
お昼ご飯には早くてまだレストランがopenしていません。
とりあえず、体が冷えたので暖かいコーヒーとシュークリームをいただきました。
シュークリームはバフシューという名前がついていましたが、これは馬糞のようなシュークリームだからかどうかは未だ謎のままです。
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▲コーヒーとバフシュー |
そうこうしているうちにジンギスカンレストランがopenして、本日の客1号となりました。
そういえば、今回北海道に来てからまともなジンギスカンを食べていませんでした。
3人ともライスの大盛りを注文したが、大盛りの設定は無いとのことなので、じゃあ気分大盛りにしてねと店員のおねえちゃんにお願いしました。
おねえちゃんが食事を運んで来ました。その表情は半笑いの顔をしています。
目の前にライスが置かれました。
3人とも笑いました。
「ちょっとこのライス大盛り凄くない?(笑)」
まさしくてんこ盛りのライスです。
思わずおねえちゃんに聞きました。
「ふざけて盛ったでしょ?」
おねえちゃんは半笑いのままうなずくだけでした。
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▲この大盛りライスはどうなん? |
日高ケンタッキーファームを出て、この旅の最終ポイントの二股ラジウム温泉に向かいます。
地図を見て時間を考えると高速道路を使わないとダメなようなので高速に乗りました。
3人の鉄馬は爆走を続けます。
長万部ICで下りて国道を走り、二股ラジウムに到着しました。
ここで驚きました。あの有名なドームが無くなっていました。
レンサルさんもそれを目的にここまでやってきたのに非常に残念です。
代わりに新築のでかい建物になっていました。
ここにはもう来ないことでしょう。寂しい限りです。
北海道最後ののんびり温泉タイム、この一週間の疲れを取ります。
ここでレンサルさんとお別れとなりました。
後半を一緒に過ごした仲間との別れはもの悲しさを感じます。
レンサルさんは最後に「あっちでまた会いましょう!」と言って走り去って行きました。
また元の兄弟ツーリングに戻りました。
国道までの道、今年もキタキツネに会うことが出来ました。昨年もこの二股ラジウムで出会ったので大変嬉しい再会となりました。
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▲レンサルさんとのお別れ |
▲最終日にやっと会えました |
二股ラジウムを後にして室蘭に向かいます。
この時間になるともうライダーの姿はほとんどありません。
ほとんどのライダーは昨日島を後にしていると思います。
ピースの数もめっきり減りました。
気のせいか無線の会話も減ってきて、会話といえば「ライダーいないなぁ」くらいです。
ちょっと早めの夕食の時間になり、久しぶりにファミレスに入って現代の食事を取りました。
どことなく懐かしい味がしました。
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▲すっかり北海道信者 |
▲最後の夕日 |
埠頭に向かう途中、最高の夕日に見送りされました。風力発電の風車がゆっくりと回り、こちらに手を振っているようです。胸が寂しさでいっぱいになりました。
また来年必ず来ると心に誓ったのでした。
フェリー乗り場に随分早く到着しました。まだ乗船手続きは始まっていません。
申請書を記入してしばらく待つことに・・・・
人が並び始めたのですぐに列びました。私の番になって係りの人にダメでもともと聞いてみました。
「二等持ってるのですが、二等寝台の空きはありますか?」
答えはこうでした。
「ありますよ。変更なさいますか?」
なんてラッキーなんでしょう。差額を支払ってチケットを変更しました。
しかも乗船してみてさらにビックリ、2段ベットではなく1段ベットです。
荷物をベットに置いてデッキに出ました。
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▲帰還フェリー |
▲さよなら北海道 |
北海道には秋の風が吹き初めています。
それに綺麗な夜景です。
おさちゃんに聞きました。
「北海道どうだった?」
おさちゃんはこう答えました。
「来年も必ず来る・・・」
北海道の神様は偉大です。来るたびにいろいろな表情を見せて旅人を飽きさせることはありません。
そしてあまり関心が無かった者まで新たな信者にしてしまうのです。
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走行距離:365km

全走行距離:1,769km(道内)+852km(本州)=2,621km
長文、画像が重いのに最後まで読んでください有り難うございました。
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